推理ゲームエトセトラ

<評価基準>
5段階評価です。基本的に、一度でもエンディングを見たことのあるゲーム（マルチエンディングの場合は必ずしもすべてのエンディングは見ていません）のみ評価しています。なお、複数の機種で発売されているゲームもありますが、記載した機種版のもの以外はプレイしていません。

推理小説度 トリックや伏線の張り方、意外な犯人など、推理小説らしいかどうか
シナリオ シナリオの練りこみの程度
現実性 どの程度現実的であるか
ゲーム性 ゲームならではの特長がどの程度あるか
ドキドキ度 恐怖感やラブシーンなどドキドキする要素がどの程度あるか
難易度 クリアするための労力がどの程度必要か
キャラ萌え度 登場キャラへの思い入れがゲーム全体の評価を左右するかどうか


此花4 〜闇を祓う祈り〜 Next !!
探偵 神宮寺三郎 未完のルポ Last Update 2006/04/08
此花3〜偽りの影の向こうに〜 Last Update 2004/09/23
探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに Last Update 2004/04/05
ユーラシアエクスプレス殺人事件 Last Update 2004/01/25
探偵 神宮寺三郎 危険な二人 Last Update 2004/01/20
此花２〜届かないレクイエム〜 Last Update 2003/08/30
かまいたちの夜 Last Update 2003/06/14
探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件 Last Update 2003/06/01
KONOHANA:TrueReport Last Update 2003/04/19
ファミコン探偵倶楽部part２ うしろに立つ少女 Last Update 2004/09/23
探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件 Last Update 2003/02/22
クロス探偵物語１ Last Update 2003/02/02
すべてがＦになる THE PERFECT INSIDER Last Update 2003/01/22
ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 Last Update 2004/09/23


・探偵 神宮寺三郎 未完のルポ（データイースト／PS）
　シリーズ5作目。ある日、神宮寺のもとに一通のエアメールが届く。差出人は飲み友達のジャーナリストだった。中身は小さな鍵がひとつ。手紙には「しばらくの間、預かってくれ」とだけ。これが、恐るべき事件の始まりとなる。
　（注）筆者は普及版（メディアリング／PS）でプレイしています。
　公式サイト（PS版）　http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/game/f1500/1500-09.htm

推理小説度 ★★★ 2作目と同様、社会派ですので、トリックとか犯人当てとかはあまりありません。
シナリオ ★★★★ 全体としては非常によくできた話になっていますが、外国人問題、環境汚染、密輸、臓器移植等、扱っているテーマが多すぎるので、やや詰め込みすぎの感があります。
現実性 ★★★ 今作は若干警察が警察らしくなってます。
ゲーム性 ★★ 途中で入る尾行や探索が3Dポリゴン画面を移動するミニゲームになっていますが、進めるところが決まっているなど中途半端な出来。操作するキャラを変更できるザッピングシステムも、できるシーンが決まっているのが残念。好きなところでセーブできないのも不便。
ドキドキ度 ★★★ 意外な展開にビックリするかも。
難易度 ★★ 今作は選択できるコマンドが激減したため、一部を除いて詰まるところはないでしょう。
キャラ萌え度 ★★★★ ハードの進化で、原画デザインがやっと生きてきました。ザッピングシステムでお気に入りのキャラの心情もよく分かります。

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・此花3〜偽りの影の向こうに〜（サクセス／PS2）
　なりゆきで2つの殺人事件に巻き込まれてしまったものの、それもなんとか無事解決し、平穏な毎日を過ごしている主人公達。そんなある日、建設されたばかりのアミューズメントパーク「ウォーターアイランド」にて、偶然知り合った5人組とともに事件に巻き込まれることになる。
　公式サイト　http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/konohana3/index.html

推理小説度 ★★★ トリックはある意味逆転の発想です。でも、容疑者が多いわりに犯人当ては簡単かも。
シナリオ ★★ 今回は、前作、前々作のように、犯人側の事情や動機の説明がほとんどなく、若干物足りません。事件発生までも長いですし。
現実性 ★ ネタばれになるので詳しくは言えませんが、事件そのものの実現可能性にかなり無理があります。
ゲーム性 ★★★★ あいかわらずエンディングは多いのですが、今回はほとんど終盤のバッドエンドですのであまり楽しめません。終了時のワトソン君適正診断システムも評価方法がいまひとつで中途半端です。
ドキドキ度 ★★★ 直接的に恐いシーンは少ないですが、ダブルヒロインとのラブラブなシーンはあります。
難易度 ★★★★ ベストエンディングを見るのは若干簡単になりましたが、ワトソン君適正診断でSSランクを取るのは難しいです。
キャラ萌え度 ★★★★★ 前作から登場した桜田忍がレギュラーとなったようで、ダブルヒロインとして活躍します。でもやっぱり橘美亜子がメインヒロインのようですが（忍エンディングが1つしかないのに、美亜子エンディングが3つもあるので）。また、今回の新キャラの一人がまたレギュラー化するかも。

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・探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに（データイースト／FC他）
　シリーズ第4弾。所は新宿中央公園。照りつける真夏の日差しの中、神宮寺は親友の熊野警部にせがまれ、過去の事件を回想する。全ては時の過ぎゆくままに……。
　（注）筆者は「探偵 神宮寺三郎 Early Collection（メディアリング／PS）」版でプレイしています。
　公式サイト（PS版）　http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/game/f1500/1500-12.htm

推理小説度 ★★ 証言の矛盾から犯人を当てるような感じですが、あまりトリック重視ではありません。話のつくりも、本格でも社会派でもなくミステリ的な要素は薄いです。
シナリオ ★★★★ ストーリー的にはちょっといい話系かと。二つの事件（犯人探しと人探し）がうまく絡み合っています。
現実性 ★★ 今回は登場人物はまともですが、事件解決に偶然の要素が強すぎる点があります。
ゲーム性 ★★ 今回は過去の事件の回想を熊野警部に語るという形でゲームが進むのですが、警部が忘れっぽいという設定で、ゲームの中断ができるポイントが話の節目に限られておりとても不親切です。
ドキドキ度 ★ むしろ癒し系なので、刺激の好きな人には向かないかも。殺人もないですし。
難易度 ★★★★ やっぱり落ちない難易度。同じコマンドを連続で入れないと進展しないなど、妙に不親切です。
キャラ萌え度 ★★★★ 依頼人のお子様（男の子）がかわいいので、そういうのが好きな人にはおすすめ。その他にもビジュアルインパクト大のキャラがいていい感じです。洋子も美人になってきたような気がします。

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・ユーラシアエクスプレス殺人事件（エニックス／PS）
　修学旅行中の助手つばさからの依頼で最新鋭の超特急ユーラシアエクスプレスに同乗した探偵（主人公）が、列車内で起きた殺人事件を次の駅に到着するまで（2時間以内）に解決することになる。
　Wikipedia

推理小説度 ★★★ 大トリックはないですが、犯人当てとしては意外とまともかも。
シナリオ ★★★ よくある展開ですが、きちんとまとまっています。マルチエンディングですが、シナリオは一つと言っていいでしょう。
現実性 ★★ 閉ざされた空間なので、探偵の捜査などある程度の無理は通りそうな気もしますが、偶然の要素が強いところが多いのが難。
ゲーム性 ★★★★ 捜査にはまったく意味のない視点切り替えモード（観賞用でしょう）や、豪華な出演者の写真コレクション、出演者別ムービーコレクションなどお得な要素が満載です。
ドキドキ度 ★★★★ すべて実写でよく動きますので、それだけで満足できるかと思います。エンディングも（ハートマーク）
難易度 ★★★★ 序盤の総当りに近い会話によるフラグ立てが難解。あとは、実時間で2時間以内に解かないとバッドエンドなのであまり遊んでられません。基本的には時間さえあれば難しくはないのですが……。
キャラ萌え度 ★★★★★ 榎本加奈子、馬渕英里何、佐藤仁美、新山千春、深田恭子、加藤あい、中島礼香、東山麻美、高田純次のうちの誰かのファンであればきっと萌えられます。

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・探偵 神宮寺三郎 危険な二人（データイースト／FCディスクシステム他）
　シリーズ第3弾。助手の洋子の友人のバイクレーサーがレース中に事故を起こす。だが、そのことが神宮寺と洋子を思いもかけない事件に巻き込むことになる。
　（注）筆者は「探偵 神宮寺三郎 Early Collection（メディアリング／PS）」版でプレイしています。
　公式サイト（PS版）　http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/game/f1500/1500-12.htm

推理小説度 ★★★★ アリバイトリック他（ネタばれになるので言えませんが）、いろいろとうまく使っています。犯人当てとしても良。
シナリオ ★★★★ 今回はまさに社会の闇や巨悪と戦っているという感じがよく出ています。
現実性 ★★ 最初はまともそうな刑事が出てくるのですが（探偵なんか相手にしない）、協力関係になるとあいかわらず一緒に取り調べができます。
ゲーム性 ★★★ 今回は助手の洋子も操作（捜査）できますが、キャラチェンジは任意ではないのでもう少し工夫がほしいところ。
ドキドキ度 ★★ 全体的におとなしめです。
難易度 ★★★★ 前作までよりは若干楽になったようですが、登場人物が多すぎて混乱するかも。
キャラ萌え度 ★★★ 助手の洋子は今回影の主役ですね。今後に期待。

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・此花2〜届かないレクイエム〜（サクセス／DC他）
　前作から数ヵ月後、学園で発生した謎の密室焼死事件の解決に挑む主人公「桃井恵（ももいめぐる）」達の新聞部（自称）に、前の学校から恵を追って転校してきた桜田忍が、どちらが先に事件を解決できるかという勝負を挑んでくる。
　公式サイト　http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/konohana2/index.html

推理小説度 ★★★★ ちょっとひねりの効いたトリックがうまく使われています。ただ、犯人当てとしては容疑者が少なすぎるかも。
シナリオ ★★★★ 骨髄移植というテーマを生かした伏線の張り方がいい感じです。
現実性 ★ 守秘義務とかまったく無視の教師や刑事など、前作に輪をかけて大変です。
ゲーム性 ★★★★ 今回もエンディングがいろいろあります。また、今回はダブルヒロインですので、それぞれの好感度もストーリー分岐に影響します。
ドキドキ度 ★★★ 前作よりも恐怖感は薄れたかも。
難易度 ★★★ 前作と同様ですが、必然性のない分岐選択もあるので、一回でベストエンディングを見るのは難しいです。
キャラ萌え度 ★★★★★ ヒロインの橘美亜子に加えもう一人のヒロイン桜田忍、女刑事に女教師と、今後レギュラー化しそうなメンバーが出揃いました。主人公は苦労しそうですが……。

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・かまいたちの夜（チュンソフト／SFC他）
　ガールフレンドの真理とともに冬山のペンションを訪れた大学生の主人公が、そこで起こる連続殺人事件に巻き込まれる。シナリオはミステリー作家の我孫子武丸が担当。
　公式サイト（GBA版）　http://www.chunsoft.co.jp/game/kamagba/index.html

推理小説度 ★★★ いわゆる山荘ものの犯人当てですが、オーソドックスな仕上がりです。推理小説を読みなれている人には物足りないかも……。
シナリオ ★★★★ マルチシナリオですので、うまくいけば最小限の犠牲者で事件解決までもっていけますし、下手をすればまったく真相が分かりません。
現実性 ★★★★ 推理編に関しては、特に無理のある点はないです。
ゲーム性 ★★★★ 犯人の名前入力など考えなければいけないところがありゲーム的に楽しめます。また、推理編をクリアすれば増えるシナリオ分岐・エンディングがとにかく多く、長く楽しめることでしょう。ピンクのしおりも○。
ドキドキ度 ★★★★ 音と字とシルエットだけのゲームですが、意外と想像力で補えるのでかなりドキドキすると思います。
難易度 ★★★★ 推理編のクリアだけなら何度かプレイすれば簡単だと思いますが、その後のシナリオ・エンディングを全部見ようと思うのであれば相当の根気が必要です。
キャラ萌え度 ★★ シルエットだけでは限界があるかな……。

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・探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件（データイースト／FC他）
　シリーズ第2弾。舞台を横浜に移し、女性失踪事件から拳銃・宝石密輸に関わる連続殺人の謎を「神宮寺三郎」が追う。
　（注）筆者は「探偵 神宮寺三郎 Early Collection（メディアリング／PS）」版でプレイしています。
　公式サイト（PS版）　http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/game/f1500/1500-12.htm

推理小説度 ★★★ いわゆる社会派ですので、トリックや意外性はさほどでもありません。
シナリオ ★★★ ストーリー的にはよくあるパターンっぽいですが、山場が多いので、2時間ドラマとかにしたら結構いけるかもしれません。
現実性 ★★ 前作同様、警察は頼ってくるだけであまり仕事をしてくれません。一応関係者の情報ぐらいは提供してくれますが。
ゲーム性 ★★★ 無意味なマップ探索はなくなりましたが、あいかわらず不要なコマンドが多すぎです。途中の捜査でつれていく助手を選べるのはちょっと新鮮。
ドキドキ度 ★★★★ 今回は死体あり、ピンチありと、飽きさせません。
難易度 ★★★★ 推理的には詰まることはないのですが、先に進むためにしなければならないことが分かりづらいのです。
キャラ萌え度 ★★★ 前作よりはキャラが立ってきました。事件の依頼者もいい味出してます。

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・KONOHANA:TrueReport（サクセス／PS他）
　此花学園に転校してきた主人公「桃井恵（ももいめぐる）」が、偶然知り合った自称新聞部の橘美亜子とともに、学園で起こった殺人事件の解決に挑む。
　公式サイト　http://www.success-corp.co.jp/software/sl/konohana/index.html

推理小説度 ★★★ 細かいトリックを組み合わせてうまく謎をつくっています。犯人はすぐ分かってしまうかも。
シナリオ ★★★ 学園物として無難にまとまっています。
現実性 ★★ 事件そのものはともかく、いろいろな設定がかなり無茶です。
ゲーム性 ★★★★ マルチエンディングがいろいろあってよい感じです。クリア情報のデータとゲームデータが別管理なので、分岐前でセーブしておけば繰り返しプレイも楽々です。
ドキドキ度 ★★★★ 学園の伝説に絡めた恐怖の演出はなかなかです。ヒロインとの絡み（掛け合い）も面白いかも。
難易度 ★★★ 基本的に分岐を選択するだけなので、ポイントさえ分かれば事件解決は難しくありません。すべてのエンディングを見るためにはそれなりの根気がいります。
キャラ萌え度 ★★★★★ ヒロインの橘美亜子はぶっ飛び過ぎなので好みが分かれると思いますが、かわいい女の子や、一癖あるキャラ（主人公も含めて）がゲームを盛り上げます。

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・ファミコン探偵倶楽部part2 うしろに立つ少女（任天堂／FCディスクシステム他）
　前作の3年前、私立探偵空木俊介に保護された家出人の少年である主人公が、彼の助手となり探偵への道を歩み始める。そんな中、丑美津高校を舞台とした恐怖の物語に出会うこととなる。
　公式サイト（SFC版）　http://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/btcj/index.html
　　　　　　　　（GBA版）　http://www.nintendo.co.jp/n08/fmk3/famitan2/index.html

推理小説度 ★★★★ トリック重視ではなく、伏線の張り方によって意外な犯人を生み出しています。
シナリオ ★★★★ 前作をプレイしていれば「ああなるほど」という点がありますし、単作でも深いシナリオです。恐怖感もあります。
現実性 ★★ 一部都合が良すぎる設定あり。空木探偵事務所も権力ありすぎです。
ゲーム性 ★★ ゲーム的な探索シーンでは実際に迷路のような町を歩き回るのですが、クリア条件がわかりづらく不満です。
ドキドキ度 ★★★★★ このシリーズは真相が明かされるときの演出に実に凝っていて、一人でプレイすると驚かされること受けあいです。
難易度 ★★★★ 前作と同様ですが、今作は一箇所だけ途中でゲームオーバーになるところがあるらしいです（筆者未確認）。
キャラ萌え度 ★★★★ 今回ヒロインのあゆみちゃんは大活躍です。ちなみに、リメイクされたSFC版ではキャラデザインの変更や「あゆみちゃんとのラブラブチェック」も加わりさらに萌えられるようです。

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・探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件（データイースト／FCディスクシステム他）
　新宿歌舞伎町に探偵事務所を構える主人公「神宮寺三郎」が、新宿中央公園で起こった殺人事件を捜査する。
　（注）筆者は「探偵 神宮寺三郎 Early Collection（メディアリング／PS）」版でプレイしています。
　公式サイト（PS版）　http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/game/f1500/1500-12.htm

推理小説度 ★★ 犯人当てとしては登場人物が少なく物足りません。トリックもあるにはあるのですが、ストーリーを進めると勝手に解明されてしまいますし。
シナリオ ★★ 第一の山場までは悪くないのですが、その後急激に単調になってしまします。意味のない証拠品が出てくるので、本来はそれを生かしたシナリオがあったのかも……。
現実性 ★ 警察が無能すぎるので、人間関係調査、証拠品探し、アリバイ調べ等、警察がやるべきことを全部探偵（神宮寺）がやってるような感じです。取調べ室での容疑者の取調べまで警部と一緒にやります。
ゲーム性 ★★ 無意味に広いだけの新宿中央公園の探索にはうんざりです。また、全体的に操作性も悪いです。
ドキドキ度 ★ 死体のシーンがないので。ていうか、なんもないかも。
難易度 ★★★★★ 多すぎるコマンドや公園探索のせいで、推理とは関係のないところで難易度があがっています。
キャラ萌え度 ★★★ キャラデザインや世界観は渋くて悪くないのですが、ゲームには生きていないのが残念。

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・クロス探偵物語1 前編・後編（ワークジャム／PS他）
　高校卒業後、名探偵冴木達彦の冴木探偵事務所の一員となることを許された主人公「黒須剣」が、さまざまな事件を解決しながら、自身の父親の死の謎に迫っていく。
　公式サイト　http://www.workjam.co.jp/product/cross_d/index.htm

推理小説度 ★★★★ どの事件にもキレのよいトリックが散りばめられています。特に最終話はマルチエンディングでありながら、どのエンディングからクリアしても矛盾のないトリックが仕掛けられています（全部のエンディングを見たあとにトリック解説があります）。
シナリオ ★★★★ 7つのシナリオは泣けるもの、空しさが残るもの、ほっとするものなど様々なパターンがありますが、どれもが完成度が高いです。ただ、肝心の主人公についての謎が完結に程遠いのが残念。続編の予告はあるのですが……。
現実性 ★★★★ かなり現実に即したトリックと舞台設定です。少年探偵ですが、あまり無茶はしてません。
ゲーム性 ★★★ 第6話の3Dダンジョンがゲームっぽいのですが、面白いかどうかは微妙。
ドキドキ度 ★★★★ 血が出るシーンはどぎつくて恐いかも。また、BGMが大変効果的に使われており、緊張感をあおります。美女や美少女との絡みも◎。
難易度 ★★★★ 読むだけの第4話以外はなかなかの難易度です。微妙なポイントを調べなければいけなかったりします。
キャラ萌え度 ★★★ 魅力的なキャラばかりですが、デザインがリアル路線なので普通ですね。ただ、声優さんは有名な方が多いです。

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・すべてがFになる THE PERFECT INSIDER（キッド／PS）
　森博嗣の同名小説のゲーム化。プレイヤーはゲームオリジナルの主人公「桐生渉」として、N大学助教授犀川創平、同学生西之園萌絵とともに研究所内の密室殺人の解明に当たる。
　公式サイト　http://www.kid-game.co.jp/kid/game/game_coolkid/f/index.html

推理小説度 ★★★★★ 細かいトリックも秀逸ですが、メイントリックがまさに空前絶後の大トリックです。
シナリオ ★★★★ 原作が小説だけに、長く深みのあるシナリオです。ただ、マルチシナリオとしては、後半しか変わらないので繰り返しプレイはきついです。
現実性 ★★★ この事件の犯人のように、「天才を超えた天才」が存在すればありえないこともないかもしれません。
ゲーム性 ★★ マルチシナリオはゲーム界ではいまや普通になってしまいました。操作シーンも調査対象が多すぎてしんどいだけかと。
ドキドキ度 ★★★ 死ぬほど恐いということはないですが、インパクトのあるシーンはあります。
難易度 ★★★★ 細かい条件を満たさないと、トゥルーエンドは見られません。原作どおりに進めれば一応はOKです。
キャラ萌え度 ★★★★ 原作とは異なりシナリオの展開次第では、萌絵以外にも四季、未来、ミチルとのいい感じな展開もありえます。キャラデザイン的にも◎。女性の方は渋い犀川創平ですべてOKでしょう。

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・ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者（任天堂／FCディスクシステム他）
　遺産相続をめぐる事件に巻き込まれた記憶喪失の少年が主人公の推理アドベンチャー。
　公式サイト（GBA版）　http://www.nintendo.co.jp/n08/fmk3/famitan/index.html

推理小説度 ★★★★ 殺人トリック自体はどこかからの流用っぽいですが、伏線の張り方が絶妙です。主人公が記憶喪失なので作品にすんなりシンクロできるのも良。
シナリオ ★★★★ 事件の真相解明と主人公の記憶の回復との関連が絶妙な、完成度の高いシナリオ。
現実性 ★★★ トリック自体は可能かもしれませんが、探偵事務所所属とはいえ未成年では事件の調査自体をさせてもらえないでしょう。
ゲーム性 ★★★ 操作のキーポイントでは効果的なSEが鳴ったりしますが、可もなく不可もなし。
ドキドキ度 ★★★★★ 主人公が真相に達する最後の推理を終えて真犯人が分かったときの犯人の登場のしかたが、当時プレイしていてめちゃ恐かったのを覚えています。
難易度 ★★★★ 同じことを何度も訊かないと先に進まなかったり、難しいというより面倒なところが多いです。
キャラ萌え度 ★★★ 萌えるとしたら、ヒロインの橘あゆみですが、この作品では特に目立った活躍もなく、かわいいだけです。

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